錫杖岳「見張り塔からずっと」アルパインクライミング

日時:2019年8月10,11日
場所:岐阜県錫杖岳
参加者:豊中労山1人、他会3人

北アルプス錫杖岳のアルパインクライミングに行ってきました。

1日目は、錫杖岳前衛壁「1ルンゼ左」ルートにとりつきました。ルートの記憶がはっきりとしなかったのですが、5~6ピッチ登ったところで何とかフリーの頑丈な支点に到着、時間切れとなり懸垂を4回繰り返し1ルンゼルート取り付きから下降路を下り無事テント場に到着。

翌日は、10ピッチで錫杖岳本峰山頂(2163m)に至る「見張り塔からずっと」というルート名がついているマルチピッチルートを登りました。

朝4時過ぎにテント場を出発、前衛壁北沢大滝から取り付き、支点の乏しい長いフェイスを数ピッチ登り広大な草付に到着後、大洞窟のあるフェイスまでトラバースし、そこからまた岩壁のフェイスを「見張り塔」まで登ります。その後、やさしいトラバースと草付ルンゼを抜け、最後のフェイスを越えると本峰頂上付近の終了点です。

時刻はすでに17時。日が暮れるまでに下降路となる牧南沢を見つけないとビバークを余儀なくされます。蚊の大群に襲われながら必死に藪こきを続けること小一時間、YAMAPのGPS機能が役に立ちました。「ヤッター」の声が上がり熊笹に覆われ隠れていた下降路を発見。その後、沢を下ること2時間余り。テントに帰還できたのは21時を回り、疲れ果てていたものの美味しいビールと達成感を味わうことができました。

3日間、無事に登れることができたのは、ひとえにパーティの皆さんのおかげです。

(記・写真:C班 朝日)