ハイキングリーダー養成講座・座学室内実技報告

ハイキングリーダー養成を目的に年1回開催し今回で第3回です。昨年の初級登山学校卒業生を中心に8名が受講。座学と室内実技を11月7日(土)、六甲山での実技を11月8日(日)に開催しました。以下は座学と室内実技の様子、受講生の感想

座学室内実技受講生 感想ーその1
 豊中労山に入会して3年目。ハイキングリーダー養成講座のお誘いを受けました。軽い気持ちで参加を申し込んだのですが、座学は朝の9時半から夕方17時半まで1日みっちり。「CLとしての心構え」、「トランシーバーの使い方」から「山行計画作成に役立つサイト」まで盛り沢山の内容でした。しかも、テーピング、ロープワーク等の実技を交えた内容で飽きさせない工夫が凝らされており、あっという間の一日でした。
 特に捻挫のテーピングとファーストエイドキットの講義は役に立ちました。私のファーストエイドキットは購入後、一度も使用したことがない。と言うか、ここ数年は開けて中身を確認したことすらありません。最近、医薬品やパッチは色々と便利なものが発売されているとのことなので、この機会に自分のファーストエイドキットを見直してみたいと思います。講師の皆様、資料の作成や当日の準備に相当な時間を費やされと推察いたします。ありがとうございました。教えていただいたことを1つでも2つでも実践できるよう頑張りたいと思います。

座学室内実技受講生 感想ーその2
 ハイキングリーダー養成講座があると聞いて、気楽に参加の返事をしましたが、事前に届いたメールを見ると大変充実した内容で驚きました。山行中の事故については、具体的な事例を示して、その時の対応などを大変分かりやすく説明していただきました。事故はいつでも起こるもので、その場で周囲の人が上手く対応しないといけないと実感しました。救急セットについても、具体的に品物を見せていただきながら紹介していただけたので、今後は必要なものを購入して持参しようと思いました。
 また、足首捻挫の応急テーピングについては2人一組で実際に体験させていただきました。捻挫の処置を上手くしないと、後々まで後遺症が残ると聞いているので、自分でも仲間でもそういった場合は手早く対応できるようにしたいです。ツエルト設営については、ポールを使った設営しかしたことがないので、ロープを張ってスリングで吊り下げる方法を教えていただいて勉強になりました。講師の方々には熱心に講義していただきまして誠にありがとうございます。今後の山行で活用していきたいと思います。

座学室内実技受講生 感想ーその3
 ハイキングリーダー養成講座へのお誘いを受けて、参加させていただきました。朝から夕方まで講義だけでなく実技も含め大変充実した内容でした。講義では、テキストの解説だけでなく講師陣の豊富な知識や経験、体験談を交えて教えていただきハイキングリーダーとしてどのようにパーティーを引率していくかという心得を教えていただきました。実技では、テーピングの応急処置やロープワーク、ツェルトの設営などをしました。初めて行う事ばかりでした。実際にハイキングでは、足首を捻挫する、急にツェルトを設営しなければ、いけない状態になることもあるので何度も練習して適切に素早くできるようになりたいです。最後に多くの講師の皆様に参加して頂き、またご指導いただきありがとうございました。これからも精進していきたいと思いますので、ご指導のほどよろしくお願いします。

座学室内実技受講生 感想ーその4
『昨年、初級登山学校を卒業し、まだ未熟な自分にリーダー研修のお話を戴いた時は少し迷いました。が、初級よりは一歩踏み込んだ興味深い内容にそそられ、人任せの登山から脱却を目指し思い切って参加しました。最初は朝から夕方までのびっしりの内容にびっくり。不安の中で始まった座学はリーダーとしての心得は勿論、遭難・事故対応・ファーストエイド等、メンバ-が不測な事態に陥った時の対処法などを学びました。ツェルトのたて方やロープワークは去年、初級で学んだのに既に忘れていて、しかも再度習ってもなかなか頭に入らず、自身の老化に落ち込んだりもしました。しかし、講師の方々の熱心な講義はとても充実していて、あっという間の1日でした。遠いいつの日か、リーダーとして先頭を歩く時が来た時、研修内容を生かし、仲間をまとめて楽しい登山・ハイキングが出来たらと強く思いました。』

座学室内実技受講生 感想ーその5
 講師のみなさんには貴重な時間を頂き、ありがとうございました。リーダーの役割、準備や当日の行動、トラブル対応、ロープワークなどの実技まで、たくさんの内容を、ご自身の経験や熱い想いと共に教えて頂きました。大変密度の濃い内容で、いつもの山行にこれほどの準備やケアを頂いてることを再確認し、改めて有り難さを感じました。まだ自分のことで精一杯なのでハードルが高いですが、少しずつでも力をつけていきたいと思っています。