2021年初級登山学校実技 【歩行訓練】

日時: 2021年4月10日(土)9:00~16:00
天気:晴れ
行程:蓬莱峡 (9:00) -(歩行訓練)-ナガモッコク尾根-岩原山(昼食)-東縦走路-塩尾寺-(縄跳び)-宝塚 (14:40)
参加者:講師・スタッフ7名、生徒11名


  登山学校が始まり、初めての実技が歩行訓練。宝塚駅のバス停集合の時も少し緊張感を感じつつも和気藹々と会話をし、バスに乗り込む。ハイキング日和とあってバスも満員。蓬莱峡では最初にトイレの下見と岩登りの実技予定の屏風岩の前を通る。どう見ても崖に見える。。。本当に1か月後の実技で登れるようになるだろうか。。。不安を感じつつも自己紹介を行う。皆、腕に覚えがある方、山が大好きな方ばかりで頼もしい。

  歩行訓練の講義が始まり、アドバイスを受けた。
 ポイントはいろいろあるが、
(1)普通に歩く時のように位置の移動と重心の移動を同時に行うのではなく、重心を移動した後に位置を移動するように歩く
(2)登りを楽にするには斜面に対してまっすぐ足を置くのではなく逆ハの字型に開き気味に歩く
(3)下りでグリップを効かせるためには、斜面と同じ方向に足を出し、足の裏全体で着地する
(4)下りでは腰を引かず、できるだけ前傾姿勢で歩くと滑らない

といったところ。個人的には、下りで足の裏の親指の付け根のあたりが痛くなるのだが、ある程度は仕方がなく、場数をこなして克服すべきとの話であった。ベテランの方々でも苦労しているということなのである意味安心する。

 また、歩き方のノウハウだけでなく、「雪山での7つのステップをもとにした、意思決定のプロセスに忍び込む経験則」についての説明を受けた。言葉は難しかったが、見栄を張らない、一度出した判断に固執しない、妥協しない、ということであり、そのためにはメンバがきちんと状況を把握すること、お互い忌憚なく意見を言い合える人間関係の構築が重要である、ということと理解した。

  移動を開始してすぐ、渡渉を繰り返し、また3点支持で岩場に貼りついて横に移動する場所があり、さっそく体重移動の練習になる。全山縦走路に抜ける道は、ナガモッコク尾根という道で、分岐が非常にわかりにくい。連れて行ってもらってないと気づけないが、今日は講師がリードしてくださるので安心して進める。油断しているとクイズがあり、

(1)直前にあった分岐は右と左どちらに分かれていた?
(2)次は右と左どちらに進む?というもの。

何も考えずについていくだけではダメで、事前に計画をきちんと把握して、次に何があるかを予測しながら歩かないといけないとのこと。


  講師の話によると、2週間前に宝塚から塩屋まで、ナイトハイクで六甲全山縦走したとのこと。アルプス縦走をメインで活動されているB班の方々の底なしの体力に驚きを隠せない。塩尾寺の手前で全山縦走のコースと急な下りの別ルートにグループを分割。私は別ルートを選んだ。道が狭く急な道で、片側が急斜面になっており、慎重に歩かないと転落の危険がある道であり、できるだけ前傾姿勢で、太腿の筋肉を使ってできるだけ着地直前まで力を抜かないように歩くことで、安全に下りられたと思う。短距離であったので何とか降りられたが、アルプスの縦走になるとこれが複数にわたって続くことになり、足の筋力も上げておかないといけないと感じた。

 塩尾寺の近くの広場で体力増強のための縄跳びのレクチャーを受けた。2分30秒+30秒ラッシュの3分を4回繰り返すというものであり、再び体力のなさを痛感させられ、課題が多くあることを把握できた1日であった。講師、スタッフの方々には準備も含めて非常にお世話になったと思う。あらためて感謝申し上げるとともに、修了山行のアルプス登山に向けて日々体力づくり、知識習得に励みたいと思う。有難うございます。

記:生徒 H.O.