2022年初級登山学校 実技第5回 金剛山テント泊

日程:2022年5月21日(土) ~22日(日)曇り~快晴

参加者:講師・スタッフ10名 生徒17名

行程:(1日目)南海河内長野駅9:30→ちはや園地12:00テント設営、講習会 、キャンプファイヤー

   (2日目)8:00行動開始→金剛山山頂→水越峠→12:00大和葛城山山頂→14:00バス停



今回は初めてのテント泊と、衣食住すべてを背負っての歩荷訓練。
先日のデイキャンプでの雨天とはうって変わって、くもり~晴れの予想に胸をなでおろします。
集合場所のバス停では大型ザックの山。二手にわかれていざ出発です。
バスを降りると準備体操をして、テントサイトちはや園地へ。
舗装された歩きやすい道にもかかわらず、重い・・・背後のザックも足取りも重い。
これで大和葛城山って大丈夫?と一抹の不安がよぎります。 
ゆっくりペースで休憩をはさみつつなんとか現地に到着し、
班ごとに分かれてテントの設営にかかります。
慣れた人もいれば初めての新居(テント)に四苦八苦する人もいて、皆で力をあわせて設営完了。
その後は実技を取り入れた3講座。
①テーピング。講師の方は美しく皺のないテーピングを難なく完成させているにも関わらず、
いざ自分たちでやってみると、難しい!しわになる!順番間違えてない?など喧々諤々。
②パッキング。前日から難儀していた課題なだけに、かぶりつきで聞き入ります。
柔らかいものと硬いもの、重いものと軽いもの、すぐに取り出せる必要があるものなど
順番に的確に詰めていくと・・・見事に綺麗に収まってしまいます。
ザックを担がせていただくとバランスよく無理なく歩けるこの感じ。自分のザックとは雲泥の差。
脱帽です。
③ロープワーク。個人的には苦手で、丁寧に教えて頂いたにも関わらず何か別物になってしまう。
岩場訓練までに自主練をしなければ。

その後は、お待ちかね。ピザ窯を使っての夕食タイムです。
各班工夫を凝らしたオリジナルピザを、支えて頂いたスタッフ、講師の方々とともにいただきます。
そしてこの日のクライマックスは、全員で焚火を囲んでのキャンプファイヤー!
歌あり、ゲームありの盛りだくさんの内容で、
スタッフの方々、生徒みんなで心底童心に帰り楽しませていただきました。

金剛山の朝。それは鳥の囀りの強制目覚ましによる起床に始まりました。
本日は快晴で歩荷訓練には最良の天気です。
朝食を済ませた後、テントを撤収し、大和葛城山に向かいます。
今回は初めて、各班ごとに順番にリーダーを立てて先陣をつとめます。
YAMAPを片手にルートを確認しつつ進んでいると問題発生。
大和葛城山までの登山ルートは複数ある上、YAMAPに載ってない道もあり混乱がおこります。
今まで後ろをついていくばかりで、登山道から外れたことすら気付かなかったことに愕然としつつ、
皆で読図で教えて頂いた知識を思い起こし何とか正規ルートに戻ります。


しかし、慣れない重さのザックに苦戦し、下りでは足に負担がかかり、
登りでは思うように足があがらない。
それでも気分不良者が出れば、荷物を分け合って助け合い、きつい登りに励ましあって
声を出した経験は、これからの糧となると思います。
それを乗り越えて山頂で見た絶景は忘れられません。
体力不足や技術の乏しさを痛感した2日間でしたが大変有意義な山行であったと思います。
このような体験ができたのは、ひとえにスタッフの方々のご助力によるものです。
生徒一同心より感謝いたします。
ありがとうございました。


(投稿 生徒 S・K)