北アルプス裏銀座テント泊縦走
日程:2023/8/9(水)-8/12(土)
行程:8/8(火)22:00西宮から自家用車で出発🚗→翌3:15七倉山荘駐車場着、仮眠💤
8/9(水)起床して7:45タクシー乗車→8:00高瀬ダム着、8:10歩行開始🏃🏻♀️〜ひたすらブナ立ち尾根〜12:10烏帽子小屋着、テント受付して設営したら13:10烏帽子岳へ出発〜13:50烏帽子岳⛰️〜14:40烏帽子小屋戻り乾杯🍻
8/10(木)起床して4:00出発予定が雨のため4:45出発🏃🏻♀️〜7:45野口五郎小屋〜11:20水晶小屋で荷物デポ〜12:00水晶岳⛰️〜12:45水晶小屋戻り〜14:20鷲羽岳⛰️〜15:25三俣山荘着、乾杯🍻(※夕食は三俣山荘名物「ジビエシチュー」🍴)
8/11(金)起床して4:00出発🏃🏻♀️〜6:30双六小屋〜西鎌尾根〜8:00硫黄乗越〜10:00千丈沢乗越〜11:20槍ヶ岳山荘着、テント受付して設営したら12:30槍ヶ岳穂先へ〜13:00槍ヶ岳⛰️〜13:30槍ヶ岳山荘戻り、テラス&生ビールで乾杯🍻
8/12(土)起床して6:00出発🏃🏻♀️〜8:35槍平小屋〜10:00滝谷避難小屋〜13:00新穂高温泉着→温泉♨️入浴後帰阪🚗(※車は回送サービスを利用)
装備: 行きH17kg、M16kg→帰りH13kg、M13kg (各自ソロテント持参、夕食のみ共同食)
メンバー:B班H班長、班員M
(長文につきご容赦ください)
北アルプス裏銀座をテント泊で縦走しました。結果として計画通りに完歩できました🥰
《1日目》コースタイム6時間
会社にお休みをもらってまで計画した念願の裏銀座です。
いろいろ検討した結果、2名だけですが豪勢に回送サービスを利用することに。事前準備連絡が必要ですが超便利でありがたいです。したがって大阪から七倉山荘まで車でアクセスできました。七倉山荘のゲートから今回の登山口の高瀬ダムまではタクシーでしか行けませんが、ハイシーズンの今はタクシーが常駐されておりました。
夜通し運転で日本三大急登に挑むのですから長めの仮眠でゆっくり出発。
12から1まで、高低差100mごとに表示があり、0が烏帽子小屋です。つまり1200m上昇です⤴️アドレナリンがでます!
登りながら班長H「本当に大変な急登ってどこかなあ?」………今は違う…ってコト?!
茶番はともかく登りが得意な我々、特に問題なく小屋に到着しましたが中腹以降からガスガスです。明日から晴れのはずです。
テント設営後、200名山の烏帽子岳へ行こうとしたら雨。とりあえず行きました。
強風です。すぐ帰りました。
《2日目》コースタイム9時間30分
長丁場なので早く出発するはずが撤収中から雨。おかしい。天気予報では降水量0mmだったのに..しばらく雨宿りして出発。うまく雨の終わりを狙って出発できました。
野口五郎小屋まで全く視界なし。この辺りが絶景と聞いてるのに悲しい!
心が折れかけた我々…ですが今日は約束された晴天のはず。天気予報、バッチリ当たりました。
だんだんと裏銀座縦走路が視界に現れだしました!
う〜〜〜〜ん最&高!
水晶小屋直下は少しヒヤリとする高度感。そろそろスタートして5時間半になりますが落ち着いて進みます。
小屋からは空身に切り替え、ついに到着。どの登山口からも10時間かかる秘境中の秘境、水晶岳です🙌🙌🙌
槍ヶ岳、鷲羽岳、(山頂だけ)笠ヶ岳、黒部五郎岳、雲の平、薬師岳、水晶岳、赤牛岳、遠方になんと剱岳でちょっと見えます。すごいところです…!!!
山頂では赤牛岳まで往復したり読売新道から上がってこられた方々がおられました。すごい。奥地には猛者がたくさん。
水晶小屋を後にした我々は最後の難関、鷲羽岳を越えます。鷲羽って三俣山荘で泊まろうとしたら必ず最後に越えていくから絶対一番しんどいと思うのですがいかがですか?
三俣山荘に到着。長かった&疲れました〜
テント泊でも名物「ジビエシチュー」をいただくことができます。ポテサラ・野菜サラダに白いごはん(おかわり可らしいです)つき。予約不要でテント受付時にお願いする形です。
絶景です
三俣山荘は今回唯一水が豊富でありがたい。また晴れていたら槍や鷲羽を眺めながらゆっくりできる素敵な場所でした。
《3日目》
昨日の長丁場はがっつり爪痕を残してくれました。
それは疲れです。
とっても疲れてます。
でも今日はできれば槍ヶ岳山荘のテント場をゲットしたい!できなければ一旦殺生小屋まで降りなければならない!明日また登り返しはツラい!
というわけで今日も4:00出発。
今日は撤収の時から星空が綺麗で、一日中晴天を確信したものでした。
夜明け…綺麗〜〜〜すごい〜〜〜〜〜
西鎌尾根を眺めながら非日常な絶景に包まれ言葉がありません。語彙力は在庫切れです。
西鎌尾根、なかなかパンチのある急登でした。常の高度感はもちろんのこと、痩せ尾根やクサリ場も多く、グリップのある靴できてよかったと実感。テン場をなんとかゲットしたいと気は逸るものの疲れています。
最後の急登で班員がダッシュ!11時前に先駆けて槍ヶ岳山荘に到着!無事テン場ゲット〜といいつつこの時間では半分くらい空いてました(※槍ヶ岳山荘のテント場は区画指定式なので先に幕営してはいけません。とにかく受付!)あとでテン場の他の方に伺うと13:00ごろの時点で残り数張とのこと。世間の連休初日だったからセーフなだけで中日だったら絶対無理だったでしょう。よかったよかった。
テント設営後、槍ヶ岳の穂先へ。ちょうどお昼時間で混雑が緩和した隙に登頂!
最終目標の槍ヶ岳、(ほぼ)裏銀座完歩です。
歩いてきた稜線が見えます。
長かった〜
槍ヶ岳山荘のテント場は正面に大喰岳を望む高度感のある場所です。これもまた素敵。
夕陽も美しく、堪能できました。
《4日目》
昨日まででほぼ全ての目的を達成できたので、残るは下山だけ。
だけ……..なのですが、そう、それが超難儀することは周知の事実。
うーん大変です…
今年7月に新しくできた涸沢だそうです。凄まじい自然の脅威を感じる大変危険そうな場所でした。
どんどん高度を下げて暑さ湿気もジリジリ…
なんとか新穂高に到着!
やりました〜!
達成感に包まれながらメンバーの健闘を讃えつつ、お風呂へダッシュでした!
最後に今回の自炊集です。
(缶ではなくカップ)
投稿:B班M