女子山行~西穂からジャンダルム・穂高を越えて槍ヶ岳へ~
月1恒例の飲み会の中で出たお話から実現した今回のジャンダルム山行。
普段岩場とはほぼほぼ無関係なA班とB班の私達を誘ってくださるという何ともありがたいお話!
本当に自分が行っていいものだろうかと自問自答しながら、直前の訓練山行までしていただきいざ決行!
注目ポイントは女子だけの7人パーティです!
初日は朝集合らくらく新穂高ロープウェーで西穂山荘へ。
明日からの山行の無事を祈って生ビールで乾杯です。
美しい夕日にうっとりしつつ、やはり明日のことを考えると緊張していつもよりお酒は控えめになりました 笑
2日目、勝負の日①です。
天気は快晴、風もなく絶好の登山日よりです。
今まで自分が経験したことがない難所の連続、その恐怖に耐えられるのか、通過できる力はあるのか、そもそもなんでそんな怖いところに行くのか…。
自問自答し続けこの2週間ほど情緒不安定でしたが(笑)
それも今日の日が来てしまったからにはベストを尽くすのみ!
それぞれアドバイスをいただきながらジャンダルムの天使(※山頂標識が天使のモニュメント)に会うため必死で進みます。
やっとの思いで到着したときの感無量感と、7時間も歩いてきたのに「ここからがいちばん怖い」と言われながら眺めたクライムダウンする壁と登るナイフリッジの光景は忘れられない思い出です。
奥穂高岳直前のロバの耳、馬の背…めっちゃ怖かったです。
え、こんな小さいところに指と足かけてトラバースすんの・・・?
これちょっとバランス崩したり滑ったりしたら背中から真っ逆さまだよね、、、と、この山行振り返って一番怖かった場所も風のない絶好の晴天と先輩達の細かい的確な指示のもと無事通過することができました。
奥穂高岳に着いたときには、本当に無事たどり着いた安堵感と達成感で少し潤んでしまいました。
3日目、勝負の日②です。
本日も快晴、風もなし。昨日の戦いに全力を出し太ももが筋肉痛。
しゃがむたびみんな「イタタ」と言いながら進みます。
大キレット通過がヤマ場と思いきや、涸沢岳から鎖場の連続…思わぬ伏兵です。
北穂岳小屋から激下り、飛騨泣き&長谷川ピークはちょうど逆側スタートの登山者と交錯し変な高度感のある場所でストップするという緊張の連続。
その他は特に平和に過ぎ、昨日の経験が確実に身についています。
ただしジャンダルムでもそうでしたが、落石の危険を今まで以上に理解した気がします。
大キレット通過後はご褒美かのような稜線歩き(ただしとても長い!)。
槍ヶ岳山荘についた頃にはへろへろでしたがささやかな祝杯をあげました。
4日目、朝一槍ヶ岳ピストンをするはずが霧雨で視界なし。
今回の終着点であるのでガスガスでも行こう!と全員でピークを踏み下山。
残りはひたすら長い槍平~新穂高への帰路ですが、最後まで油断せず怪我なく帰ることができました。
今回の山行は万人に勧められるルートではなく、様々な危険があるにも関わらず怪我なく集中して楽しめたのは、ひとえにC班のお二人、他会のTさんのお蔭です。
ご心労たくさんおかけしました、、、。
本当~~~に大大大感謝です!!!
本当に本当にありがとうございました!!!
ところで今回はライチョウ5羽の群れ、オコジョ、ブロッケン現象、朝夕の滝雲、雲海に沈む夕陽などたくさんの運に恵まれた山行でもありました。楽しかった!
2回目はないかもしれませんが、、、
(怖かった、、、落ちなくてよかったと心底思っております、、、)
<コースタイム>
9/13(金)
8:00JR大阪駅集合~15:00新穂高温泉着、15:30ロープウェー発~16:00山頂駅→17:00西穂山荘泊
9/14(土)
4:00起床、5:00出発→7:30西穂高岳→12:20ジャンダルム→14:30奥穂高岳→15:30穂高岳山荘泊
9/15(日)
4:00起床、5:30出発→5:45涸沢岳→8:10北穂高岳(大休憩)→大キレット通過→12:45南岳小屋(大休憩)→17:00槍ヶ岳山荘泊
9/16(月・祝)
4:30起床、5:15行動開始→5:50槍ヶ岳山頂→6:30槍ヶ岳山荘(パッキング&朝食&コーヒータイム)→7:30出発→14:00新穂高温泉着!
<メンバー>
A班:N、S
B班:M、H
C班:M(CL)、O
他会:T(SL)