雪山教室実技 氷ノ山

日時:2020年2月8日(土)~9(日)
生徒:6名 コーチ・スタッフ19名
 雪山教室実技4回目。今年は例年にない暖冬で雪がなく、直前までもしかすると行き先変更、、、?という状況でしたが、前々日にやっと雪が降り始め、無事に氷ノ山での実技となりました。 1日目は氷ノ山国際スキー場のリフトでテント場所へ。しかし20kgほどのザックを担いでのリフトの乗り降りはなかなかの緊張感でした。テン場に着き、まずは整地しテント設営。その後ビーコン、プローブの操作練習、またビーコンを持ってない場合のスカッフ&コールという捜索法も学びました。雪山に行くためには万が一雪崩に巻き込まれた場合に備えて訓練しておくことが大切ですが、実際に雪崩にあってこれらを行わなければならない場面には遭遇したくないものです。寒い中での講習を終えた後は班ごとにテントの中で、楽しみにしていた夕食。コーチの貴重な経験談などを聞きながら、但馬牛のすきやきを美味しくいただきました。その夜は一晩中雪が降り続き、テントが雪で埋もれてしまわないようコーチ・スタッフが夜中に起きてテント周りの雪かきをしてくださいました。(その間もテントの中でぬくぬくと寝続ける私達生徒。。。申し訳ありませんでした。m(_ _)m)
 2日目は雪のため予定を1時間早め3時起床。しかしテントを出てみると、外に置いていたザックやピッケルが雪に完全に埋もれ、他の人と同じ所に置いていたはずなのに自分のだけが見つからない!焦りながらスコップで雪を掘りやっと探し出しました。6時にテン場を出発し、その日は雪が深いため山頂に行くのはやめ東尾根避難小屋からは稜線を歩きます。しかし稜線に出た途端強風に吹かれ体感温度がぐっと下がり、寒さに弱い私にとっては修行のよう。。。やっとの思いで稜線を通過したあとは斜面を下り、滑落停止の方法を学びます。しかしもし急な斜面で滑落すると時速40km/hにもなり実際には停止するのは難しく、滑落しないような歩き方を身に付けることが重要とのお話です。一通り練習した後は膝上くらいまで雪が積もった道を順番にラッセルしながら進みテン場に戻り、訓練終了となりました。
 今回の山行では出発前には予想もしなかったほど雪が降り、残念ながら山頂に行くことはできませんでしたが、これまでの座学で講義を受けて頭の中で想像するだけだった雪山のイロハを実際に初めて経験でき、私にとっては密度の濃い貴重な体験となりました。まだまだ雪山のほんの一部をのぞいた程度ですが、これから少しずつ雪山に慣れて、次は青空のもと山頂からの雪景色を見ることができたらいいなと思います。投稿者:A班 J

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