植物観察会 金勝アルプス

日時 2023年6月18日(日) 晴れ

参加人数 16名

今回は金勝アルプスでカキランをメインに植物観察会をおこないました

当日は好天に恵まれましたが、その週は雨がつづいたので前日に下見にいっていただいたHさんから安全面を考慮して予定していたコースと逆で行くことになりました

オランダ堰堤

明治時代にオランダ人技術者デレーケの指導によって築造された砂防ダムです

開始早々にカキランに出会いました 普通に歩いていると見落としてしまそうですがとても可憐な花です

カキラン(柿欄)名前の由来は花色がカキの実に似ていることによるとの事ですが似ているとは思えないのですが…

キイチゴ(木苺)
ノイバラ(野茨)もしくはノバラ(野薔薇)
アクシバ(灰汁柴)

名前の由来は本種を燃やして作った灰汁を洗濯や染め物の灰汁抜きに利用したとの事です

モウセンゴケ(毛氈苔)

モウセンゴケは食虫植物で葉の表面に紅紫色の腺毛が生え、虫を捕らえます  実際に指に触れてみると少し粘着力がありました。右の写真は虫が身動きできないを状態でした

ササユリ(笹百合)
イヌツゲ(犬柘植)

谷筋は非常に多くの花が見ることができ、上がっていくにつれてさまざまな岩の変化をたのしめるコースです

どのように風化すればこのような形になるのか?自然ってすこいです

ジガバチソウ(似我蜂草)

昼休憩場所付近に岩の下にひっそりと咲いていました ラン科に属し、まれに岩の上の苔に着生するそうです

和名の由来は花の姿を蜂のジガバチに見立てたものです

ヤマトキソウ(山朱鷺草)

こちらもラン科で花はほとんど開かないようです とても控えめな花です

コバノトンボソウ(小葉の蜻蛉草)

ラン科 トンボがとまったような形に見えることが名前の由来となっています 

下山間近で再びカキランに出会いました  

今回もカキランをメインに様々は植物を観察することができました。

植物だけでなく変化に富み不思議な形をした岩を楽しんだり、治水の歴史を味わう事ができるコースでした。

参加者全員無事下山出来、いい観察会となりました。参加していただきありがとうございました。担当のHさんごくろうさまでした。

写真撮影掲載させていただきありがとうごさいます。 自然保護部 太田