2021年 初級登山学校実技 【岩登り】

日時:2021年6月27日(日) 9:00~16:00

場所:蓬莱峡

人数:講師スタッフ(C班の皆さん)24名 生徒13名

行動内容:7:00緩斜面での実技→9:30大屏風・小屏風での実技 → 適宜各自で昼食 → 雨が降ってきたため13:00終了→14:00下山→生瀬駅

天気予報では朝から雨の予報であり、実技開始前に小雨が降ってきましたが、決行することになりホッとしました。生徒の中には前々日のOCS でのクライミングで生じた筋肉痛が癒えてないメンバーもいる中(私含めて)、今日はこんな調子で岩登りなんてできるのか一抹の不安を抱えながらも、大半の人が初めての外岩にワクワク期待した表情で集合しました。

当日はスタッフの皆様が生徒より早起きしてくださり、実技に必要な準備をしてくださいました。7時より緩斜面にて実技が開始されました。これまで何度も練習したクライムハイストを結びハーネスに固定し、斜面を登り、カラビナスルーを教えてもらい、懸垂下降で降りました。

C班の指導スタッフの方が到着され、見たことないくらいしっかりとした装備を難無く用意している姿に圧倒されました。9時半より大屏風・小屏風に分かれての実技が開始されました。1人の生徒に2人のスタッフがついてくださいました。エイトノット・ダブルフィッシャーマンノットを習いながらロープをハーネスに装着。大屏風でのクライミング、懸垂下降、小屏風でのトップロープでの実技が開始されました。「登って下りられる気せえへん・・・これほんまに初級なん?」とつぶやいた生徒もいたのでは?(笑)。

大屏風ではリーダーさんがロープを2本引っ張りあげながら登る様子を見つつ、「そんなに簡単に登れるんかいな」と不安で頭はいっぱい。実際に登り始めると、高さへの恐怖は多少消えるものの、下で見ている時とはうって変わって「この岩壁のどこに足を置いてどこを持つねん」としばしば立ち止まりながらも、C班の先輩方から的確なアドバイスを受けて後押しされ、なんとか登り切れました。岩壁を登れた時の安堵と達成感は言葉で言い表せないほどでした。

昼食をはさんで午後もクライミング講習の予定でしたが、雨足が強くなってきたため残念ながら午後の部は中止となり、帰りの支度をして下山しました。今日初めて岩登りをした者も、岩登り自体はやったことがある者も、これまでにやったことがない貴重な体験をさせていただきました。

講習前は、「あんな高い壁に登れるか」「こんなところから降りれるのか」それぞれに不安もありましたが、終了後は『あんな高い壁の上まで登れてうれしい!!機会があればまたやりたい!』『高所恐怖症だけど、今日の岩登りは楽しかった!』『C班の先輩のアドバイスが的確で安心感半端なかった』など口々に感想が飛び出してきて、みんな明るくいい顔になってました。

C班の皆様には終始丁寧にサポートしていただきました。ぎこちなく登っている生徒に対して、しっかり良いところをほめてくださり、その時々に的確なアドバイスやレクチャーをしていただき、至れり尽くせりで贅沢な時間を過ごすことができました。

今回の体験は生涯忘れることはないでしょう。

C班の皆様、本当にありがとうございました。

【投稿 A班 T.K.】