雨と静寂のダイトレ大会

2017年10月15日(日)

Fです。
少し遡りますが、とても濃い経験だったので10月のダイヤモンドトレイル縦走大会のことを書きたいと思います。

ダイトレ当日は生憎の雨。ぱらぱらと雨が降る中、6時30分にスタート。
天候のせいもあるのか参加者の姿は多くない。
日の出の直後かつ雨で辺りは薄暗い。他の参加者たちと黙々と進んでいく。暗さと静けさが1人で歩かなければという心細さと不安を煽る。

でもそんな中、ちらほら見知った顔に出会う。
ダイトレ大会のスタッフとして豊中労山の先輩方が受付や道中の案内をしてくれていて、「頑張って!」と笑顔で声をかけてくれる。その言葉に元気をもらって、絶対に完走したるねん、と気合を入れなおす。

最初の二上山を登りきってからは、身体が温まってペースが上がる。周りのトレランのおっちゃんたちに抜かされていくのがちょっと悔しくて、自然と小走りになる。

小雨が降る山道は白くもやがかかっていて薄暗い。
前後の人とは距離が空いて1人で歩く時間も長い。
一見寂しく見えるこの状況も、心の中は山道を歩くのが楽しくて楽しくてたまらない。スタートのときに抱えていた心細さはどこへやら〜〜。

葛城山へ続く階段続きの道も、どんなけ続くねん!って、苦笑いしながら楽しく登れて、葛城山へ到着。

冷えた身体に豚汁の温かさがしみる、、。
初級の同期からの応援のメッセージでパワーをもらう。

今回1番しんどかったのが、葛城山降りてから金剛山の登りに入るまでのコンクリ道で、地面の硬さが辛くて、とても長く感じた。追い討ちをかけるように雨が本格的に降ってくる。もはや汗と雨でびっしょ濡れ。この状況さえも面白くて笑える。

金剛山の長い登りでは、思ってたよりも足が進む。
下半身の筋肉がまだまだ登れるよって言ってくれてるのが頼もしく感じた。いつの間にこんなにたくましくなったことやら。そんなことを考えながら、ちはや園地へ到着。

ここでもまた労山の先輩に会えて、わーーー!っと自分の中で歓声が上がる。めっちゃ元気になる。
「いいペースで来てるね」という言葉に背中を押されて、残りも全力で進もうと誓う。

微妙なアップダウンを繰り返しながらゴールの紀見峠を目指す。雨はじゃじゃ降りで、もはや濡れることを楽しむことにした。(BGMはあっめ雨ふっれ降れかあさんが〜♪)

途中トレランのおじさまと抜きつ抜かれつを繰り返しながら生まれた妙な連帯感。距離を離されそうになったときに、ちょっと寂しいから置いていかないでくださいと引き止める(ごめんなさい、笑。その後はちゃんと先に行ってもらいました)

疲れた足にエールを送りながら、根気よく下り続けて、ゴール!!!
嬉しい!けど喜びを分かち合う人がいないのがちょっぴり寂しい😝
雨のせいか先にゴールした人たちも粛々と帰り支度をしていて、最初から最後まで静かな大会でした。

 

 

 

 

 

 

 

4月に初級に入ってダイトレ大会のことを知った時には、40キロなんてそんなん無理やん!って思ってたのに、労山で楽しく山を登っていたら自分も完走できて、好きこそ物の上手なれ、を実感する機会となりました。

 

応援してくださった皆様本当にありがとうございました!

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