【初級登山学校】歩行訓練(蓬莱峡)

日時:2019年4月14(日)
生徒:7名
講師、スタッフ:10名
行程:蓬莱峡-ナガモッコク尾根-岩原山(昼食)-東縦走路-宝塚

いよいよ今年の初級登山学校が始まりました。まずは講師の方から説明を受けた後、蓬莱峡の斜面で30分ほど歩行訓練です。

「登山靴は靴底の全面を接地させた状態、しかも、前方向に体重をかけた状態が最も高いグリップ力を発揮するようデザインされている。従って、斜面を降る際は靴先を真下に向けて歩くのが最も安全である。斜面を登る際も靴先を斜面の真上に向ける方が高いグリップを得られる。しかし、足首に負担がかかる場合は足を逆ハの字に開くことで、足首への負担を減らすことができる。」

いよいよ歩行開始です。まずは川沿いの道を行きます。歩きながらも講義は続きます。

「川の下流を向いて右側が右岸、左側が左岸。」

川沿いの道を外れ、しばらく広い道を歩いた後、尾根道への「取りつき」を探しますが、整備された登山道ではないので、なかなか見つかりません。一旦通り過ぎた後、GPSを頼りにようやく見つけることが出来ました。

「GPSは現在の登山では必須アイテム。常にGPSを見ながら歩くのは難しいので、要所要所で現在位置を確認するために使用する。また、必ず紙の地図も携帯する。」

 

 

 

 

 

 

 

 

尾根道は崩れやすい岩が散在する急登が続きます。しかも、途中から降り出した雨で足元が滑ります。

「山道は坂を登る人から見て右側をclimber’s right、左側をclimber’s leftと呼び、降る人からみて右側をskier’s right、左側をskier’s leftと呼ぶ。」

「石を落としてしまった場合は落石が自分たちのパーティーだけでなく、下にいるパーティーを通過するまで大声で「ラク、ラク、ラク」と叫び続ける。」

「雨でぬれた木の根っこは非常に滑りやすいので注意。」

尾根道を登り切って、しばらくすると整備された登山道に出ました。しかし、油断は禁物です。

「分かれ道に道を塞ぐように木の枝が置かれている場合、意図的に置かれたものと考えよ。予め地図でルートを調べて歩行可能であることを確認してある場合を除き、立ち入るべきではない。」

「CLが100%正しい道を進んでいると考えてはいけない。自分でも常に注意深く進む道を観察し、必要であればCLにルートの確認を促す。時々、振り返り、進んできた道を確認することも大切。」

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に下山途中の広場で縄跳びを使った体力トレーニング方法を学びました。実はこれが一番きつかった。

宝塚温泉近くの公園で解散。冷えた体を温泉で温めた後、希望者は梅田で登山用品の買い出しツアーに参加しました。生憎の雨でしたが、歩き方を基本から学ぶことができ、有意義な一日でした。講師、スタッフの皆さん、ありがとうございました。

投稿:A班 テツヤ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です