夏山山行 南アルプス北岳・間ノ岳

■日程■2021年7月24日(土)~26日(月) 計画の最終日7月27日は台風による雨・強風が予想されたので26日に間ノ岳を往復後、広河原に下山しました。
■参加者■A班7名(男性6名、女性1名)
■行程■7月24日(土)  曇り 距離2.5km
新大阪(6:51)➡名古屋(7:39/8:00)➠松本(10:06/10:10)➡茅野(10:35/10:40)➡韮崎(11:28/11:35)➡予約タクシー➡広河原(12:50/13:20出発)~白根御池小屋(16:20着、泊り) ★山と高原地図 2 時間 35 分を1.2倍の3 時間で行動

登山口から針葉樹林帯の中、緩い勾配を登って行けば約3時間で白根御池小屋。単調な登りです。白根御池小屋は2006年にオープン。とても綺麗な山小屋です。感染対策も十分に施されており安心できました。(寝床のスペースは布団一枚が敷かれており左右に小物が置ける広さに区切られています)

1日目 7月24日(土)               

■7月25日(日) 曇り 距離4.9km
白根御池小屋(朝食5時/5:50発)~(6:25)大樺沢二俣~右俣コース~(8:45)小太郎尾根分岐~(9:50)北岳肩の小屋~(11:00)北岳~北岳山荘(12:55、泊り) 
★山と高原地図 5 時間 15分を約1.3 倍の7時間5分で行動  

6時前に出発。北岳肩ノ小屋を目指します。ダケカンバの林の中ゆるやかな登りが延々と続き単調な登りです。8時45分小太郎尾根分岐から稜線が続き北岳肩ノ小屋に到着。気温10度。ここからはガレ場の緩やかな登り。鳳凰三山が確認できました。1時間ほどで北岳山頂に到着。山頂はゆったりしたスペースがあります。360度の展望ですが曇っており景観は優れず。13時前に北岳山荘に全員無事に到着。

2日目 7月25日(日)             

最終日7月27日は台風による雨・強風が予想されるとのことで、26日に間ノ岳往復後、広河原に下山することに決定した。

■7月26日(月) 晴れ  距離10.3km
北岳山荘(3:50)~間ノ岳(6:05/6:15)~北岳山荘(7:50/8:15)~八本歯のコル~広河原(15:15/15:35)⇒予約タクシー⇒韮崎(16:50/17:43) ➡JR➡塩尻(19:12/19:19)➠名古屋(21:21/21:33)➠(22:21)新大阪
★北岳山荘~間ノ岳往復:山と高原地図3時間5分を1.3倍の4時間で行動
★北岳山荘から広河原:ヤマレコのアプリ3時間45分を1.6倍の6時間で行動
 ザックを北岳山荘にデポして間ノ岳に向かって3時50分出発。ヘッドランプ点灯でのガレ場は歩きにくい。中白根山付近で朝食休憩。この先の登山道は、稜線のやや右側を通る岩とガレ場の連続。間ノ岳を目指していると途中で私たちを出迎えるように、東南東の方向に富士山が7~8合目くらいまで姿を見せてくれた。6時5分に間ノ岳の広い稜線に到着。農鳥岳までの稜線を確認、集合写真を撮り10分の滞在で7時50分に北岳山荘に戻る。

3日目 7月26日(月)間ノ岳往復して八本歯のコル経由下山                               

北岳山荘でデポした荷物をザックに入れて8時15分出発、北岳山荘から八本歯のコル方面に向かう稜線下右側のトラバースルートは展望もよく高山植物が大変豊富な場所である。しかし前日に小太郎尾根分岐点から北岳山荘まで一緒だった安全パトロール隊の方から、死亡事故を含め4件大きな事故が起きているので注意するようにと言われた。岩稜の下りとともに、白鳳三山方面の展望もよく、北岳バットレスと呼ばれる山頂から続く高さ約600メートルの岩壁を眺めつつ、木製の丸太梯子が連続する所を直下してガレ場を通り、バイオトイレのある分岐点に予定コースタイムの倍の時間がかかり12時20分に到着、少休止。大樺沢の雪渓を抜け、川沿い登山道の渡渉を繰り返して白根御池小屋分岐点に14時35分に到着。15時15分野呂川広河原インフォメーションセンターに到着。予約のジャンボタクシーで韮崎駅へ。

農鳥岳へは行けなかったが、今年は山岳事故が多い中、全員怪我なく下山できてよかった。今年7月中に北岳周辺(間ノ岳、農鳥岳、鳳凰三山を含まない)において、約10件の山岳事故が発生し、1名の方が尊い命を落としています。     【投稿 A班 恒吉正伸】