自然保護部 植物観察会 金剛山

日時 2024年4月14日(日)

コース 登山口(9:34)〜頂上(昼食)(12:22)〜千早園地(13:50)〜金剛山駐車場(15:24)

参加人数 10名

天気に恵まれた一日で当日は縦走大会や園地でイベントが開催されかなり賑やかでした

賑やかなのは人だけでなく多くの花を確認することができ今回も非常に楽しかったです

ニリンソウ(二輪草)  登山口付近にあったニリンソウは開花してなかったのですが山頂手前では見事に開花されていました

左 ミヤマキケマン(深山黄華鬘) 右 ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)

左のミヤマ「深山」というのは 「奥山、奥深い山」で、”ミヤマ〜”と頭につく花の名前が多いことに気づきました。ケマン「華鬘(けまん)」は仏堂に飾る装飾品で花のかたちがそれに似ていることから名付けられた・・・らしいです

画像ボケ気味ですみません 左 キンキエンゴサク(近畿延胡索)

右 オオチャルメルソウ(大哨吶草)  楽器のチャルメラに花が似ていることが名の由来です

左 ショウジョウバカマ(猩々袴) 右 カキドオシ(垣通し)

写真の花は白色ですが淡紅紫もあり、花の名の由来は猩々(中国古典書物上の獣)が酒好きで赤い顔になり葉を袴に見立ているところから来ている・・・ようです

左 クロモジ(黒文字) 右 ヒトリシズカ(一人静)

クロモジは楊枝の材料に使われています。以前箕面のある場所にあったのですがいつの間には無くなっていました。独特の香りがします

途中急登があったり花に見惚れていると危ない箇所があったりと観察するにも周囲を気をつけなければいけないと思いました。また花は湿った谷筋に多く見られました。右の写真の看板に「水源かん養保安林」と記されてますが、伐採などに制限が加えられている森林です。森林は人工のダムと同じように大雨の時に水を蓄えて洪水を緩和し、雨が降らないときは少しずつ水を流す働きをする「緑のダム」なのです

左 ハルトラノオ(春虎の尾) 右 ヤマルリソウ(山瑠璃草)

カテンソウ(花点草)                          Hさん撮影

シロバナネコノメソウ(白花猫の目草) 上は当日の写真、下は10日程前の下見時に撮影

おしべの赤い葯が見えます  いずれもHさん撮影

エイザンスミレ(叡山菫
ミヤマカタバミ(深山傍食)
フイリシハイスミレ(斑入紫背菫)
シハイスミレ紫背菫

Hさん撮影

CLをしていただいたHさん、解説、撮影ご苦労様でした。参加者の皆さんありがとうございました。

自然保護部 O